2014年3月31日月曜日

初心に戻る

2月の下旬に北京に戻ってきて、1ヶ月ほど経った。この4月に日本に帰るつもりで色々準備していたけど、結局ダメになってしまった。一時は絶望的な気分になっていたが、もうしばらくは北京に居ることになりそうだし、気持ちを切り替えて中国を楽しめるようにしたい。

北京に来て約1年半が経った。来た当初は反日デモ、大気汚染、台湾とのギャップで北京への印象は最悪だったけど、最近になってようやくフラットにここを見れるようになってきたかもしれない。来た当初の印象を-100とすると、今は-10ぐらいか。2月に日本に帰った時は、ほとんどの人が「いつ帰ってくるの?」なんて(憐みの視線とともに)心配をしてくれたけど、実際今は空気が悪いのと給料が低いこと以外は我慢できるようになった(この二つがとても深刻な問題ではあるが...)。

多くの外国人が北京を去っていく中、あえて北京を選んだ人たちも少数ながらいて、そういう人たちの話を聞くと力強い。中国は表面上はうるさくて汚くてダサくてめちゃくちゃな国で、北京はそんな中国っぽさの中心にある都市である。一応国際都市のはずなんだけど、全然洗練されてないし、国際ルールも通じない。上海や香港でなく、北京を選んで来た人達は「そんな所がいい」なんて言うけれど、最近まで全然その意味が分からなかった。それもちょっとは分かるようになったかもしれない。そもそも、あえて北京の大学に応募したのも、「今までと違う何か」を期待していたのだから、初心に戻ってみるべきだろう。

その一方、2年間過ごした第二の故郷台湾では、今とても重大な局面を迎えている。2010年の夏に僕が台湾に行ったときはちょうど馬英九政権になって2年目で、ECFAが締結され、経済的な両岸関係が徐々に近づき始めた頃だった。思えば僕がいた期間は、嵐の前の静けさのような、そんな貴重な2年間だったのかもしれない。大好きな台湾には思うことも色々あるけど、ここでは何も書かない。ただ固唾を飲んで状況を見守っている。