2013年8月30日金曜日

たまには北京の良いところも考えてみる

先週から北京に戻ってきました。去年の9月に来たので、北京は今月で丸一年になります(逃げるように帰省したり出張したりしてたので実際居たのは8ヶ月くらい)。またしばらく北京にいることになります。

今までは北京の生活での愚痴みたいなことを書くことが多かったのですが、あまりネガティブな事ばかり考えるのも精神衛生上良くないですし、たまには中国の良いところも考えてみたいと思います(政治的な圧力がかかってるわけではないのであしからず)。

・一度仲良くなると結構親切にしてくれる
中国人は基本的に知らない人に対しては異様に冷たくて、道さえ教えてくれなかったりしますが、一度仲良くなるとわりと親切にしてくれます。この壁を越えれるかどうかで中国での生活もかなり変わると思います。

・頭のいい人はたくさんいる
中国は日本の人口の10倍いる分、優秀な人間も(愚かな人間も)日本の10倍いると思います。中国人の優秀な人はだいたい中国の有名大学の学部を出た後、奨学金をもらって欧米の大学院に行くのですが、とくに数学とかだと欧米の大学院は中国人だらけです。もちろん日本のエリート層も十分に優秀だと思いますが、中国(もしくは中華圏)の場合その層の厚さと世界規模のネットワークはかなり強力です。とくに理不尽な戸籍制度のなか、過酷な競争を勝ち抜いて北京の大学にやって来た地方出身者は、さすがに優秀な人が多いと思います。

・日本のことを好きな人も(少ないけど)いる
中国の中でも北京はとくに中国色の強い街で、上海に比べるとかなり日本の文化的影響は弱いですが、それでもごく稀に日本の文化に興味を持っている人もいます。今のご時世で、北京で日本好きの中国人と会うと本当抱きしめたくなっちゃいます。

・基礎科学に力を入れている
今まで中国は世界の工場として経済発展してきたわけですが、最近ではソフトパワーに転換しているようです。僕の実感としても、最近は数学などの基礎科学に資金を投資してるように思います。数学とか芸術とかああいう実用的でないものに金を注げるかどうかが国の威信に大きくかかわってるので、そういう所は日本も見習ってほしいですね。

・巨大なアートマーケット
経済格差が大きく、土地も広大なため、アートマーケットの規模も日本の何倍もあるとは思います。それを見越してか、欧米のギャラリーも香港を突破口に北京にもたくさん進出しています。北京はいま日本のギャラリーが全然ないので、一か八かの勝負をかけるならチャンスかもしれません。

・外国人が多い
北京国際空港はとにかくバカでかくて、中国人だけでなく外国人もたくさんやってきます。最近は欧米も就職難で、無職でブラブラするくらいなら中国に行く方がましだ、という外国人もたくさんいて、中国もその受け皿になっているようです。中国自体単一民族の国じゃないですし、他者をどんどん取り込んで巨大化していってるような印象があります。

・なんだかんだで世界から注目されている
欧米の主要メディアのニュースサイトを見てると中国の記事は本当多くて、最近だとポーシーライの裁判のことが事細かく報道されています。注目っていうよりも監視って意味合いの方が合ってるのかもしれませんが。。

・予測不能な未来
中国ほど、この先どうなるかが心配されてる国はないでしょう。一つ舵取りを間違えばとんでもない方向に行ってしまうでしょうし、隣国である日本はその影響をもろに受けてしまいます。これだけドラスティックに変わっていってる時代のこの場所にいるというのも、後になってみればいい思い出になるかもしれません。


色々問題ある国だとは思いますが、こういう良いところ(?)もあります。台湾だとこれの10倍くらい書けると思いますが、明日からもがんばって北京で生きていきます。